初めて「ミート矢澤」を訪れて思ったこと。
こんにちは。
ついに今日、念願のミート矢澤デビューを果たしてきました。
ミート矢澤を知らない人の為に一応説明しておくと、五反田駅の川沿いにある有名な肉料理屋の事です。
ミート矢澤
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13042320/
ダチョウ倶楽部寺門ジモンさんもゴリ押ししており、連日長蛇の列ができることでも有名な超人気店です。
都内近郊に住んでいてまだ一度も訪れたことのない方は一度足を運んでみることをオススメします。
話のネタにもなりますし、一訪の価値ありです。
平日の20時頃から並び始めましたがその前に並んでいたのは4組ほどで、トータルの待ち時間も30分もかからないほどでした。
並んでいる列に沿って椅子やウォーターサーバー、扇風機まで設置されており、この辺りの心配りは特にヒールを履いた女性なんかにも嬉しいサービスですね。
店内に入るとまるでディズニーランドのウェスタンランドのようなおしゃれな雰囲気でした。
おしゃれな内装の店内に、元気よく接客してくれるスタッフとお店の雰囲気で、期待に胸が膨らみます。
今回は初めての訪問ということもあり、トッピングに邪魔されず肉の旨みを存分に味わいたいと考えていたので、和牛100%のデミグラスハンバーグ200gを注文しました。
他にもチーズハンバーグやおろしハンバーグなどそそられるメニューが揃っていました。
焼き加減は店員さんの「当店ではミディアムレアがオススメです」という言葉を信じ、ミディアムレアを注文。
5分ほど待ったのち、熱々の鉄板にのってハンバーグが運ばれてきました。
鉄板の上で繰り広げられるジュージューという音が食欲を駆り立てます。
早速丁寧にナイフを入れてみると中から肉汁が溢れてきます。
気をつけていてもほろほろと崩れてしまうほどに柔らかい。
特製のデミグラスソースにつけていただきます。
柔らかい。
美味しい。
・・・のだけれども何かが足りない。
いやハンバーグ自体は確かに美味しいのだけれども、メディアで取り上げられ騒がれるほどではないような気もする。
一瞬にして包み込まれたこの違和感の正体は一体なんだろうとずっと考えていました。
以前行った、市ヶ谷のらいむらいとのハンバーグの方が一口目を食べたときの感動は大きかったような気もする。(らいむらいとの記事は後日書こうと思います)
というよりはっきり言って、らいむらいとの方が好きでした。
らいむらいと
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130904/13000220/
この時僕が感じていた違和感の正体はきっと”慣れ”への恐怖でした。
東京で暮らしていると、様々な美味しいお店の情報が入ってきます。
安いけど美味しいお店からデートに使えるおしゃれなお店まで、それらを一括で管理し整理する為に僕は食べログを利用してきました。
アプリ内で「行きたい!」のタグがついているものは都内だけでも優に300件を超えています。
僕は人から教えてもらった美味しい店には、積極的に足を運ぶことにしています。
もしかすると美味しいものを食べに行く回数を重ねるごとに舌が肥えてきて、一回一回の感動を感じる力が鈍くなってきているのかもしれません。
選択肢が広がることで自分の世界観が広がる一方、 一つの出来事に対して感じる幸福感が小さくなってしまう。
それはとても残念なことのように思います。
また、「行きたい!」リストを元に実際に行く店を決めるのですが、それらのお店を判断する基準は完全に他人がつけた評価の数値でした。
食べログ内での評価が3.5を超えているから美味しいとか、このお店は安心だというのではなく自分の中の判断基準を持って評価することの大切さを改めて感じました。
何を当たり前のことを言っているんだという指摘もありそうですが、周りの空気を読むのが得意な日本人にとってこれって実はものすごく難しかったりもします。
本物の味というものを知りつつ、周囲の言葉に惑わされない自分軸というものをしっかりと形成していきたいですね。
その為にももっと色々なお店を巡って自分の幅というものを広げて行きたいと思います。
今回の会計はデミグラスハンバーグ2つとワインを一杯ずつ、デザートにパンナコッタを注文し、二人合わせて¥6000ちょっとでした。
多少多めに見てもコスパ的にこの満足感はいかがなものでしょうか。
近くに立ち寄った際にはもう一度くらいは訪れてもいいかなと思いました。ランチという条件付きで。笑